2018年1月21日日曜日

クロッパー(Kloepper)

クロッパーは、アメリカイリノイ州コロンビア市でプレイされているトリックテイキングゲームです。
4人用のゲームです。
通常のトランプよりジョーカー、各スートの2~8を除いた24枚を使います。
このゲームは時計回りに進行します。
ゲームの目的:30ポイント以上先取
カードの強さ:
切り札:Q>Q>♣J>J>J>J>A>10>K>Q>9
上記カードは切り札スートという、第5のスートとして扱います。
切り札以外:A>K>Q>J>10>9

カードの得点

各カードの得点は下記表の通りです。

ディール

じゃんけんなど適当な方法で最初のディラーを決めます。
以降時計回りに持ち回りで交代します。
ディラーは各プレイヤーに3枚ずつ2回配ります。
各プレイヤーの手札は6枚になります。

パートナー

♣Qを持っているプレイヤーと♠Qを持っているプレイヤーがパートナーになります。
以降このチームを「♣Q♠Qチーム」と呼びます。
ただし誰がパートナーかは、そのカードが出るまで非公開にします。
1人のプレイヤーが♣Qと♠Qを持っていた場合は、切り札であるA以外のAを1つ指定します。例えば♠Aと指定すれば、♠Aを持っているプレイヤーがパートナーになります。
このときも、そのカードが出るまで誰がパートナーであるかは非公開にします。
Aを指定せずにパートナーなしでプレイすることもできます。
このときは何も宣言せずにプレイを始めます。

プレイ

ゲームはマストフォローのトリックテイキングゲームになります。
リードプレイヤーは手札から任意の1枚表向きに場に出します。
以降時計回りに1枚ずつプレイします。
リードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。
ない場合に限り、何を出してもかまいません。
♣Q,♠Qなどは切り札スートとして、別のスートに属します
切り札が出された場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーがトリックをとります。
切り札がでなかった場合、リードで出されたスートのうち、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックをとります。
トリックを取ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。

得点

「♣Q♠Qチーム」と、持っていない「相手チーム」ごとに取ったカードの得点を集計します。
♣Qと♠Qを両方持っているプレイヤーがパートナーを指名した場合は、
そのパートナーと「♣Q♠Qチーム」を組んだことになります。
下記表に従って、それぞれポイントを獲得します。
例えば、「♣Q♠Qチーム」が70点獲得した場合:
「♣Q♠Qチーム」はそれぞれ2ポイント獲得、相手チームは0ポイント獲得
となります。

もし♣Qと♠Qを両方持っているプレイヤーがパートナーを指名しなかった場合は、下記表に沿ってそれぞれポイントを獲得します。

ノック

第2トリックのリード前であればいつでも、「♣Q♠Qチーム」のどちらでも、テーブルを叩くことで全トリック取る宣言をすることができます。
この宣言を「ノック」と呼びます。
宣言通り「♣Q♠Qチーム」が全トリックを取った場合、「♣Q♠Qチーム」は、12ポイント獲得します。
失敗した場合は「♣Q♠Qチーム」は0ポイントです。相手チームの獲得ポイントは6ポイントのままです。
また「ノック」宣言の後、相手チームは誰でもノックを仕返す「ノックオフ」宣言をすることができます。
もし「ノックオフ」宣言をし、相手チームが全トリック取ると、相手チームは24ポイント獲得します。逆に失敗すると、「♣Q♠Qチーム」が24ポイント獲得します。
単独プレイ時のノック
単独プレイ時も第2トリックのリード前であれば、いつでも「ノック」することができます。
単独プレイで成功した場合は、そのプレイヤーは30ポイント獲得します。
失敗すると相手チームの各プレイヤーが30ポイント獲得します。


ゲーム終了

プレイ終了後、いずれかのプレイヤーが累計30ポイント以上獲得していたら、ゲーム終了です。
最も多くポイントを獲得したプレイヤーの勝利となります。

切り札の順番がかなり複雑ですので、慣れるのに時間がかかりそうですが、面白そうなゲームです。
ドッペルコップを遊び慣れた人ならすんなり入れると思います。
アメリカではクロッパーの大会も開催されているようです。

参考サイト

ゲームファーム
Official World Championship Rules of Kloepper(archive)
Kloepper: Playing cards the Monroe County way
Monroe County Independent



2018年1月14日日曜日

アスコット(ASCOT)

アスコットは2人用のトリックテイキングゲームです。
ジャーマンホイストのバリエーションゲームになります。
このゲームでは4枚のAを馬に見立て、さながら馬のレースを行います。
一方のプレイヤーが黒色のスート(♠♣)、もう一方のプレイヤーが赤色のスート(♥♦)を受け持ちます。
ゲームの目的は、自分の受け持つ馬が相手より進んでいることです。
通常のトランプよりジョーカーとAを除きます。
カードの強さは
K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
です。
切り札はありません。
Aは写真のように横に一列に並べます。

ジャンケンなど適当な方法でディーラーを決めます。
ディラーは残りの48枚はよくシャッフルし、12枚ずつ配ります。
残った24枚は裏向きのまま山札にします。
山札の一番上のカードだけ表向きにします。

プレイ

ディラーではないプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
ゲームはマストフォローのトリックテイキングゲームになります。
リードプレイヤーは手札から任意の1枚表向きに場に出します。
以降時計回りに1枚ずつプレイします。
リードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。
ない場合に限り、何を出してもかまいません。
リードで出されたスートのうち、一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
勝ったプレイヤーは表向きのカード1枚手札に加えます。
勝ったプレイヤーがカードを取った後、負けたプレイヤーは山札の一番上のカードを手札に加えます。
お互いがカードを取った後に山札の一番上のカードを表向きにします。
さらにその後、以下のルールに従って4枚のAが進むかどうかを判定します。

  • リードプレイヤーが勝った場合、リードで出したスートをカードの半分だけ勧めます。
  • リードプレイヤーが負けた場合はどのAも進みません。
例えばリードプレイヤーが♣を出し、勝った場合は写真のように♣Aがカードの半分だけ進みます。
たとえ進ませたくない色のAであっても、必ず進ませなければなりません。
山札がなくなるまで手札の補充を行います。
山札がなくなったら手札だけでプレイします。
山札がなくなっても、上記のルールに従いAを勧めます。

ゲームの終了

山札がなくなり、お互いの手札がなくなったらゲーム終了です。
自分の受け持ったAが相手より進んでいれば勝利です。
各Aは最大で6回進みます。

バリエーションゲーム

切り札
本来のジャーマンホイストと同様に、最初に山札から表向きにしたスートを切り札にします。
(アスコットのルール上には明記されていません。ジャーマンホイストと同じと推察します)
ハンディーキャップ
初心者とプレイする場合は、ハンディーキャップを採用することができます。
初心者が受け持つ色のAのどちらか1枚(または2枚とも)カード1枚分進ませます。
マラソンモード
1ゲーム終了後、Aを初期の位置に戻してゲームを繰り返します。
予めゲーム数を決めておくことをお勧めします。
ベッド
このゲームを始める前にお互い所有チップ数を決めておきます。
最初の手札が配られた後、それぞれの馬に対しチップをベッドすることができます。
相手の受け持つ馬に対してもベッドすることができます。この馬を受け持つプレイヤーはそれを断ることができません、
ベッドに勝った時チップを銀行から得るのか、または相手から取るのかは明記されていません。
このバリエーションを採用する前に、事前に決めておきましょう。

ジャーマンホイストと違い、うかつに勝つと相手の馬を進めてしまうことになります。
機会があれば遊んでみたいと思います。

参考サイト

2018年1月7日日曜日

キング・オブ・ザ・ヒル(King of the Hill)

キング・オブ・ザ・ヒルは、5人用のトリックテイキングゲームです。
80点というトリックテイキングゲームのバリエーションゲームになります。
Alex Jiang氏がPerl言語で開発しました。
このゲームでは、通常のトランプに2枚のジョーカーを加えた54枚のトランプ2セットを使います。
ジョーカー2枚の区別がつきやすいトランプを使うことをお勧めします。
ここでは便宜上「赤ジョーカー」と「黒ジョーカー」と表現しますが、見分けがつくのであれば何色でもかまいません。
このゲームは反時計回りに進行します。
原サイトで説明が過不足なところは、80点のルールを参考に補填しました。
カードの強さは:
A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
です。
このゲームでは切り札ランクと切り札スートがあります。
ゲームの目的:ランクAにたどり着くこと
このゲームでは「王様」チーム2人と「挑戦者」チーム3人に分かれてプレイします。
このゲームは個人戦になります。

ゲームの準備

以下のスコア表のように、紙に左上をスタート地点「2」,3,4・・・10,J,K,Aを記載します。

ゲームを短縮して遊びたい場合は、ランクをスキップしたり、はじめのランクを大きく設定してください。
スタート地点に、各プレイヤーの駒またはチップを「2」に置きます。
プレイ開始前にじゃんけんなど適当な方法で最初のディーラーを決めます。
ディラーの右隣が最初の「王様」になります。

カードの得点

各カードの得点は下記表のとおりです。








合計で200点になります。

カードの強さ

カードの強さは以下の通りです。一番上が強く、下に行くほど弱くなります。
  1. 赤ジョーカー
  2. 黒ジョーカー
  3. 切り札スートでかつ切り札ランクのカード
  4. 切り札ランク
  5. 切り札スート。スートの強さはA>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2です。
  6. 切り札ランク、切り札スート以外のカード。カードの強さはA>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2です。
「王様」のチップ(または駒)が置いてあるランクが切り札ランクになります。
通常では最初の開始地点のランク「2」が切り札ランクになります。
赤ジョーカー、黒ジョーカー、切り札ランクは切り札スートに属します。

    ディール

    ディラーは、ジョーカー2枚を含めたトランプ2組108枚を全てシャッフルします。
    ディラーは裏向きのまま、反時計回りに各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
    各プレイヤーは配られた時点でカードを見て、もし切り札ランクのカードが配られたら、表向きして公開し、そのスートを切り札スートにすることができます。
    切り札ランクが配られて、公開するかしないかは自由です。
    例えば2が配られたて公開した場合は、が切り札スートになります。
    切り札スートが宣言された時、他のプレイヤーで切り札ランクと同じランクでかつ、同じスートの2枚を持っていた場合、それを公開し切り札スートを上書きすることができます。
    そのときの切り札スートは公開した2枚のスートが切り札になります。
    例えばが切り札スートになった時、♣2の2枚を手札から公開した場合は、♣が切り札になります。
    同じ切り札ランクであっても、異なるスート2枚では切り札を上書きすることはできません。
    各プレイヤーの手札が20枚になるまで配られます。残った8枚は裏向きのまま場の中央に置きます。
    希なケースですが、切り札スートが一度も宣言されることなく、手札20枚配られた場合は、「王様」が自由に切り札スートを決めることができます。このときノートランプにすることもできます。
    このとき他のプレイヤーは、同じ切り札ランクでかつ同じスート2枚を持っていたとしても、切り札の上書きすることはできません。
    ノートランプにした場合のカード強さは:
    1. 赤ジョーカー
    2. 黒ジョーカー
    3. 切り札ランク
    4. 切り札ランク以外のカード。カードの強さはA>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2です。
    になります。
    上記は別のスート扱い「第5のスート」になります。
    パートナー決め
    カードを20枚配り終わった後、「王様」は場の中央の8枚を手札に加え、交換することができます。交換した後、8枚を裏向きのまま場に置きます。
    勿論手札に加えた8枚をそのまま場に置いてもかまいません。
    手札を交換した後、「王様」は切り札ランクでもなく、切り札スートでもないスートとランクを指定します。
    「王様」が指定したスートとランクを持っているプレイヤーが「王様」のパートナーになります。
    もし指定したスートとランクを2人持っていた場合は、反時計回りで「王様」に一番近いプレイヤーがパートナーになります。
    (※2人いたときのケースはルール上明記されていません)
    パートナーになった2人は向かい合わせになるように席替えします。

    プレイ

    「王様」が最初のリードプレイヤーになります。
    「王様」は手札から任意のカード1枚、または同じスートで同じランクの2枚を出すことができます。
    ジョーカー2枚を出す場合は、同じ色のジョーカー2枚を出します。
    1枚で出した場合は、以下のルールで反時計回りにプレイします。
    リードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。
    ない場合に限り、何を出してもかまいません。
    切り札スートが出された場合は、切り札スートに属するカードのうち、いずれか1枚を出します。
    切り札がでなかった場合、リードで出されたスートのうち、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。
    切り札が出た場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。
    同じカードが出た場合は、先出し勝ちになります。

    2枚出した場合は、以下のルールでプレイします。
    リードで出されたスート2枚がある場合は、必ずそのスート2枚を出します。
    ない場合は、任意の2枚を出します。
    切り札を出すときは、同じカード2枚を出さないと切り札扱いになりません。
    切り札がでなかった場合、リードで出されたスートのうち、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。
    切り札が出た場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。

    トリックに勝ったプレイヤーは、場に出たカードを自分の脇に置きます。
    トリックに勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。

    得点集計

    最後のトリックを「挑戦者」チームが取った場合は、場の8枚のカードの得点を2倍にします。
    「王様」チームが最後のトリックを取った場合は、場の8枚のカードの点数がそのまま点数になります。
    「王様」チーム、「挑戦者」チームそろぞれ取ったカードの得点を集計します。

    • 「挑戦者」チームの合計点が40点以上80点未満:「王様」チームのチップ(駒)を1マス勧める。次のラウンドでは、「王様」のパートナが「王様」になります。
    • 「挑戦者」チームの合計点が1点以上40点未満:「王様」チームのチップ(駒)を2マス勧める。次のラウンドでは、「王様」のパートナが「王様」になります。
    • 「挑戦者」チームの合計点が0点:「王様」チームのチップ(駒)を3マス勧める。次のラウンドでは、「王様」のパートナが「王様」になります。
    • 「挑戦者」チームの合計点が80点以上120点未満:次のラウンドでは、「王様」の右隣のプレイヤーが「王様」になります。全員駒は動かしません。
    • 「挑戦者」チームの合計点が120点以上160点未満:「挑戦者」チームのチップ(駒)を1マス勧める。次のラウンドでは、「王様」の右隣のプレイヤーが「王様」になります。
    • 「挑戦者」チームの合計点が160点以上200点未満:「挑戦者」チームのチップ(駒)を2マス勧める。次のラウンドでは、「王様」の右隣のプレイヤーが「王様」になります。
    • 「挑戦者」チームの合計点が200点以上:「挑戦者」チームのチップ(駒)を3マス勧める。次のラウンドでは、「王様」の右隣のプレイヤーが「王様」になります。

    ゲーム終了

    ラウンド終了後いずれかのプレイヤーが「A」にたどり着いたらゲーム終了です。
    「A」にたどり着いたプレイヤーの勝利です。
    もし複数「A」に着いたら、サドンデスを行います。


    「80点」より簡素なルールになっています。
    トランプ2組使うので、あまり遊ぶ機会がなさそうなゲームですが、どこかでプレイできれば遊んでみたいと思います。

    参考サイト

    2017年12月24日日曜日

    ブロット・コントレ(Belote contrée)

    シャッフル禁止のトリックテイキングゲーム

    「ブロット・コントレ」は、フランスでよく遊ばれている「ブロット」の一種です。
    4人のペア戦になります。
    通常のトランプよりジョーカー、各スートの2~6を除きます。
    使うカードは全部で32枚です。
    このゲームは時計回りに進行します。
    予めプレイするディール数(ゲーム数)を決めておきます。
    ゲームを始める前に心残りがないよう、よくシャッフルしておくことをお勧めします。


    カードの強さと点数

    以下の表の通りになります。


    ブロット

    手札に切り札のKとQがあれば、それを宣言することで20点獲得します


    ディール

    カードをドローして、最も低いカードを引いたプレイヤーが最初のディーラーになります。
    以降ディラーは時計回りに持ち回りで交代します。
    ドローの時のランクの強さはA>K>Q>J>10>9>8>7になります。
    もし同じ強さのカードを引いたプレイヤーが複数いる場合は、ディーラーが決まるまでカードを引き直します。
    以降カードは一切シャッフルしません。
    ディーラーは、カードを集め右隣にカットしてもらった後、左隣のプレイヤーから時計回りにカードを配ります。
    まず各プレイヤーに3枚ずつ配り、その次に2枚ずつ、最後に3枚配ります。
    各プレイヤーの手札は8枚になります。
    切り札以外のカードの点数で、手札のカードの点数の合計が10点以下の時は、配り直しを請求することができます。このときディーラーは交代しません。

    ビッド

    ディラーの左隣のプレイヤーから時計回りにビッドを行います。
    ビッドは取れると思う点数を10点単位に宣言し、さらに切り札も宣言します。
    最低のビッドは80です。切り札による優劣はありません。
    ※ルール上明記されていませんが、1つのスートを宣言する記載から、ノートランプにすることはできないようです。
    例えば「80♠」、「100」というふうにビッドをします。
    また最も強いビッドは「カポ」になります。
    「カポ」は、ペアで全トリックを取るという宣言になります。
    「カポ」の宣言の時も切り札を宣言します。
    ビッドしたくない場合はパスをします。一度パスをしても再び自分のビッドをする番になった時に、ビッドをすることができます。
    直前のプレイヤーがビッドした場合は、それよりも高い数値のビッドを宣言するか、またはパスをします。
    相手チームのプレイヤーのビッドの後、自分のビッドの番になった時に「コントレ」の宣言をすることができます。
    この宣言は点数を2倍にするという宣言になります。
    相手チームプレイヤーの「コントレ」宣言の後、自分の番の時に、得点を4倍にする「シュールコントレ」の宣言をすることができます。
    「コントレ」、または「シュールコントレ」の後に通常のビッドがあった場合は、それまでの「コントレ」、または「シュールコントレ」は無効になります。
    その場合は再度通常のビッドの後に「コントレ」の宣言ができます。
    3人続けてパスをするとビッドは終了します。
    もし誰もビッドすることなく、全員パスした場合は配り直しになります。
    このときもシャッフルすることはできません。

    プレイ

    ディラーの左隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
    リードプレイヤーは手札から任意の1枚をプレイします。
    フォローの規則は以下の通りになります。
    ➢切り札がリードされた時
    1. 今までに場に出た切り札より強い切り札を持っている場合は、必ず出さなければなりません。強い切り札が複数ある場合、どれを出してもかまいません。
    2. 弱い切り札しかない場合、弱い切り札のうちいずれか1枚を出します。
    3. 切り札が1枚もない場合は、何を出してもかまいません。
    ➢切り札以外がリードされた時
    1. リードされたスートを持っている場合、リードされたスートを出さなければなりません。ただし強いカードを出す必要はありません。
    2. リードされたスートがない場合、パートナーが切り札以外で既に強いカードを出している時は、何をだしてもかまいません。
    3. リードされたスートがない場合、パートナーが切り札を出していて、切り札を出すときは、それより強い切り札があるときは、より強い切り札のうちいずれか1枚を出します。パートナーが出した切り札より弱い切り札しかない場合は、弱い切り札うちいずれか1枚を出します。切り札を出さない場合は、切り札以外なら何を出してもかまいません。
    4. リードされたスートがない場合、パートナーが弱いカードを出している場合、今出ている切り札より強い切り札があれば、より強い切り札のうちいずれか1枚を出します。弱い切り札しかない場合は、弱い切り札うちいずれか1枚を出します。切り札がなければ何を出してもかまいません。
    切り札が出ている場合は、切り札のうち一番強いカードを出したプレイヤーがトリックを取ります。切り札が1枚も出ていなければ、リードで出されたスートの内、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックを取ります。
    トリックを取ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
    最後のトリックに勝ったチームは、10点獲得します。
    ブロットの宣言
    手札に切り札のKとQを持っているプレイヤーは、プレイするときに以下の方法で「ブロット」の宣言することができます。
    1. 自分のプレイ時に、切り札のKまたはQのいずれか1枚を最初にプレイする際に「ブロット」と宣言する。出すときのルールは上記のフォローのルールを守らなくてはなりません。
    2. 自分のプレイ時に、残りの切り札のKまたはQの1枚をプレイする際に「ルブロット」と宣言する。出すときのルールは上記のフォローのルールを守らなくてはなりません。

    得点

    得点は以下の得点を合計します。
    • トリックで取ったカードの合計点(最高152点)
    • 最後のトリックを取った得点(10点)
    • ブロット(20点)
    上記の合計点がビッドした点数以上であれば成功、そうでない場合は失敗です。
    「ガボ」を宣言した場合は、全トリック取らなかったら失敗です。

    ビッドが成功した場合
    ビッドしたチームは取った得点の合計点+ビッドの点数
    を獲得します。
    例えばビッドで100を宣言し、実際の合計点が120点の場合は、100+120=220点になります。
    相手チームも取った得点分だけ得点を獲得します。
    「ガボ」を宣言して成功した場合は、500点獲得します。

    ➢ビッドが失敗した場合:
    ビッドしたチームは得点を獲得できません。
    相手チームは:
    160+ビッドチームの宣言した点+ブロットの得点(20点)
    を獲得します。
    ブロットはビッドチーム、相手チームがしたかにもかかわらず、相手チームが得点できます。
    ブロットがなかった場合は得点を獲得できません。
    「ガボ」宣言を失敗した場合は、相手チームが410点獲得します。
    ブロットの宣言があった場合は、それに加え20点獲得します。

    コンベンション

    パートナーのビッドの後で、最初のビッドをするときに、次のようなビッドをすることでパートナーに情報を伝えることができます。
    このコンベンションを使うかどうかは、ゲーム前に確認してください。
    ゲームに慣れていないうちは使わないことをお勧めします。
    1. 「80のビッド」:切り札のJか9のいずれか1枚を持っていて、他に切り札を1枚以上持っていることを示します。パートナーは切り札のJか9のいずれか1枚を持っているよきだけ90にビッドを上げることができます。もし切り札のJか9のいずれか1枚を持っていて、かつ切り札を1枚以上持っている場合は、それ以上ビッドで上げることができます。
    2. 「90のビッド」:切り札のJと9の両方を持っていて、他に切り札を1枚以上持っていることを示します。パートナーは点数のカードがあればその分上げることができます。
    3. 「100のビッド」:切り札のJと9の両方を持っていて、かつ切り札2枚とA1枚を持っていることを示します。または切り札のJと9の両方を持っていて、かつ切り札1枚とA2枚でもかまいません。パートナーは点数のカードがあればその分上げることができます。
    4. 「110」のビッド:切り札のJと9の両方を持っていて、かつ切り札2枚と他のスートのA2枚を持っていることを示します。パートナーは点数のカードがあればその分上げることができます。
    5. 「120のビッド」:手札に2つのスートしかなく、かつビッドした切り札のJと9の両方があることを示します。パートナーはビッドしたスート以外にAが3枚持っているときだけ10上げることができます。
    6. 130以上のビッド:「ガボ」ができるかもしれないが、確実ではないことを示します。

    ゲームの終了

    予め決めたディー数をプレイしたらゲームの終了です。
    得点が高いチームの勝利です。
    または予め点数を決めておいてもいいでしょう。通常は3000点以上ですが、好みで決めても良いです。


    シャッフルしないことがこんなに違和感を生むのかと、感じるゲームでした。
    シャッフルしないと手札が偏るのではないかと思ったのですが、実際に遊んでみるとそんなことはありませんでした。
    ゲーム自体は面白いので、機会があればまた遊んでみたいと思います。
    でもシャッフルできないので、フラストレーションがたまりそうです(笑)。

    参考サイト

    ウィキペディア(フランス語)
    Belote contrée en ligne
    Différence entre belote coinchée et belote contrée

    2017年12月23日土曜日

    トレス(TRÈS)

    トレスは2人用のトリックテイキングゲームです。
    通常のトランプよりジョーカー及び5を除きます。
    使うカードは全部で51枚になります。
    ゲームの終了は特に決められていません。ゲームを始める前にゲーム数など決めておくことをお勧めします。
    カードの強さは:
    A>K>>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
    です。
    このゲームではが常に切り札になります。
    またこのゲームでは、交互にリードプレイヤーを交代します。
    じゃんけんなど適当な方法で最初のディーラーを決めます。
    以降は1ゲームごとに交代します。
    このゲームでは、最初のディーラーにならなかったプレイヤーを「ファーストプレイヤー」、最初のディラーを「セカンドプレイヤー」と呼びます。
    ディラーはファーストプレイヤーに26枚セカンドプレイヤーに25枚配ります。

    プレイ

    ファーストプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
    切り札はです。
    リードプレイヤーは手札から任意の1枚をプレイします。
    セカンドプレイヤーは、ファーストプレイヤーが出したスートがあれば、必ずそのスートを出さなければなりません。
    出されたスートが1枚もない場合に限り、切り札を含め何を出してもかまいません。
    セカンドプレイヤーがプレイした後、ファーストプレイヤーはさらに手札から1枚プレイします。
    この時出せるカードは、セカンドプレイヤーが出した状態でどちらが勝っているかで決まります。
    セカンドプレイヤーが勝ってる場合
    ファーストプレイヤーはセカンドプレイヤーが出したスートをフォローしなければなりません。ない場合は、切り札を含め何を出してもかまいません。
    ファーストプレイヤーが勝ってる場合
    ファーストプレイヤーはどのスートを出してもかまいません。場に出されているスートをフォローする必要はありません。
    切り札をプレイしても問題ありません。

    得点

    得点は以下の通りです。
    • 1トリックにつき1点
    • トリックで取ったカードに2,3,4のいずれか1枚:2点
    • トリックで取ったカードに2,3,4のいずれか2枚:4点
    • トリックで取ったカードに2,3,4のいずれか3枚:8点
    • トリックで取ったカードに同じスートの2,3,4がある:16点
    • トリックで取ったカードに2,3,4の3枚があり、かつ3枚とも異なるスート:16点
    上記の得点の複数該当する場合は、最も得点が高い点数のみを採用します。
    例えばトリックで取ったカードに:
    2、♣2、2があれば16点
    2、3、4があれば16点
    2、3、4の場合は8点
    になります。

    ゲームの終了

    ゲームの終了については、特に決められていません。
    ゲームを始める前にゲーム数など決めておくことをお勧めします。

    初期で配られる手札運以外はほとんど運の要素はありません。
    自分が持っていないカードは、相手が持っていることになります。
    お互いの手札はほとんど公開情報になります。
    手札がかなり多いため、どれを出すか迷いそうですが、出し方を間違えると一方的な展開になりそうです。
    手札の多さと運の要素が低いゲームですので、初めてトリックテイキングゲームを遊ぶ方向けとは言えません。
    ある程度トリックテイキングゲームになれた中級者以上向けのゲームだと思います。

    参考サイト



    2017年12月22日金曜日

    ブロット(Belote)

    メグレ警視はブロットがお好き

    ブロットは1914年とトランプゲームにしては、比較的最近にフランスに普及された、トリックテイキングゲームです。
    このゲームは4人ペア戦が基本ですが、2人または3人でも遊べるゲームです。
    通常のトランプよりジョーカー、各スートの2~6を除いた32枚を使います。
    このゲームは時計回りに進行します。
    ゲームの目的:1000点以上先取


    カード強さと得点

    下記の表の通りです。








    最後のトリックを取ると10点獲得します。

    手役

    配られた手札の中に次のような組み合わせがあれば、得点を獲得できます。
    カレ
    同じランクでかつ9以上のカード4枚(フォーカード)。
    例えばAが4枚あれば「カレ」になります。
    • Jの4枚:200点
    • 9の4枚:150点
    • Aの4枚:100点
    • 10の4枚:100点
    • Kの4枚:100点
    • Qの4枚:100点
    7の4枚、または8の4枚は「カレ」になりません。
    シークエンス
    同じスートの3枚以上の連続したカード。
    例えば♠Q、♠J、♠10の3枚があれば「シークエンス」になります。
    カードのランクの強さはA>K>Q>J>10>9>8>7になります。
    6枚以上のシークエンスは、5枚扱いになります。
    シークエンスの点数は以下の通りになります。
    • 3枚のシークエンス:20点
    • 4枚のシークエンス:50点
    • 5枚のシークエンス:100点
    ブロット
    手札に切り札のKとQがあれば20点獲得します。

    手役の強さの判定

    ブロット以外の手役は、最も強い手役を持っているチームしか得点を獲得できません。
    手役の強さは以下の通りです。
    1. 「カレ」の方が「シークエンス」より強い
    2. 同じ「カレ」では点数の高い「カレ」が強い
    3. 同じ点数の「カレ」ではランクの高い方が強い。ランクの高さはA>K>Q>J>10>9>8>7
    4. 同じシークエンスでは枚数が多い方が強い。ただし6枚以上あっても5枚とみなします。
    5. 同じ枚数のシークエンスでは、お互いのシークエンスで最も高いランクを比較し、よりランクの高い方が強い。ランクの高さはA>K>Q>J>10>9>8>7
    6. 同じ枚数、同じランクの強さのシークエンスでは切り札の方が強い
    7. 同じ枚数、同じランクの強さのシークエンスで、切り札以外の時は、ディーラーの左隣から時計回りでより早い順で決める
    上記の手役の強さで判定後、強い手役を持っているチームは他に手役を持っていれば、その手役も点数を獲得できます。
    ブロットの点数は宣言すれば必ずもらえます。

    ディール

    トランプを1枚引いて。最も低いランクのカードを引いたプレイヤーが、最初のディーラーになります。
    このときのランクの強さはA>K>Q>J>10>9>8>7になります。
    最も高いランクを引いたプレイヤーは、座る位置を決めます。
    ディラーは最も高いランクを引いたプレイヤーの右隣に座ります。
    以降ディラーは時計回りに持ち回りで交代します。
    ディラーはシャッフルした後、時計回りに各プレイヤーに3枚ずつ配り、次に2枚ずつ配ります。
    その後、まだ配っていないカードのうち1枚を表向きにして場の中央に置きます。
    このカードのスートが切り札後方になります。

    ビッド

    ディラーの左隣から時計回りにビッドを行います。
    ビッドは切り札候補カードを切り札スートとして受け入れるか、またはパスをします。
    誰かが切り札スートとして受け入れた瞬間に、ビッドは終了します。
    最初の1巡で全員パスした場合は、もう1巡ビッドをします。
    2週目のビッドでは、切り札候補のスート以外を切り札スートとして宣言するか、「またはパスをします。
    2週目も全員パスした場合は、ディラーを交代しカードを配り直します。

    残りのカードのディール

    ビッド終了後ディラーは配り残しのカードを配ります。
    配る枚数は、切り札を決めたプレイヤーには2枚、それ以外のプレイヤーには3枚配ります。
    その後切り札を決めたプレイヤーは、場の中央に置かれた切り札候補のカードを手札に加えます。


    手役の宣言

    各プレイヤーは最初のプレイの時に、プレイ前に「ブロット」以外の手役があれば宣言できます。
    宣言はシークエンスの時は、「シークエンス4枚」というように枚数を言って宣言します。
    ディラーの左隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
    カレの時は、「Jのカレ」というように、ランクを言って宣言します。
    すでに自分より強い手役の宣言があった場合や、手役を宣言したくない場合は、何も言わなくてもかまいません
    同じ枚数のシークエンスが先に宣言されており、自分も同じ枚数のシークエンスで宣言する場合は、ひとまず枚数だけを宣言します。
    最初のプレイ終了後、時計回りに同じ枚数のシークエンスを宣言したプレイヤーは、自分が持っているシークエンスの中で一番強いランクを宣言できます。
    宣言するかしないかは、この場合も自由です。
    同じ強さのランクだった場合は、どちらかが切り札スートかを確認します。
    どちらも切り札スートでない場合は、席順で優劣を決めます。
    最も強い手役の宣言をしたプレイヤーと、そのパートナーは、手札に手役があれば全て宣言することができます。
    ただし手役は全て公開しなくてはなりません。見せた後は手札に戻します。
    最初のプレーで出したカードを手役として使う場合は、手札に戻さずに場に出したままにします。
    ブロットの宣言
    ブロットの宣言は少し特殊です。
    切り札のK,Qを手札に持っており、プレイ時に切り札のKまたは切り札Qを出すときに「ブロット」と宣言します。
    さらに残りの切り札のQまたは切り札Kを出すときに「ルブロット」と宣言しなければなりません。
    この宣言のどちらかを忘れると得点は獲得できません。

    プレイ

    フォローのルールは以下に従います。
    ➢切り札がリードされた時
    1. 今までに場に出た切り札より強い切り札を持っている場合は、必ず出さなければなりません。強い切り札が複数ある場合、どれを出してもかまいません。
    2. 弱い切り札しかない場合、弱い切り札のうちいずれか1枚を出します。
    3. 切り札が1枚もない場合は、何を出してもかまいません。
    ➢切り札以外がリードされた時
    1. リードされたスートを持っている場合、リードされたスートを出さなければなりません。ただし強いカードを出す必要はありません。
    2. リードされたスートがない場合、パートナーが切り札以外で既に強いカードを出している時は、何をだしてもかまいません。
    3. リードされたスートがない場合、パートナーが切り札を出していて、切り札を出すときは、それより強い切り札があるときは、より強い切り札のうちいずれか1枚を出します。パートナーが出した切り札より弱い切り札しかない場合は、弱い切り札うちいずれか1枚を出します。切り札を出さない場合は、切り札以外なら何を出してもかまいません。
    4. リードされたスートがない場合、パートナーが弱いカードを出している場合、今出ている切り札より強い切り札があれば、より強い切り札のうちいずれか1枚を出します。弱い切り札しかない場合は、弱い切り札うちいずれか1枚を出します。切り札がなければ何を出してもかまいません。
    切り札が出ている場合は、切り札のうち一番強いカードを出したプレイヤーがトリックを取ります。切り札が1枚も出ていなければ、リードで出されたスートの内、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックを取ります。
    トリックを取ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
    最後のトリックを取ったプレイヤーのチームに10点が付きます。


    得点

    各チームは以下の得点を集計します。
    • トリックで取ったカードの合計点
    • 最後のトリックの点数(10点)
    • 宣言した手役の点数(カレまたはシークエンス、ブロット)
    チームの合計点を出した後、切り札を決めたチームの合計点ともう一方のチームの合計点を比較します。
    もしどちらかのチームが全トリックを取った場合は、自チームの合計点に252点を加算します。

    ゲームの終了

    どちらかのチームが1000点以上になったら、ゲーム終了です。
    得点が高いチームの勝利です。

    2人プレイ、3人プレイのバリエーション

    1度目のディールは4人プレイと同様に5枚ずつ配ります。
    2度目のディール(切り札が決まった後のディール)は、切り札を決めたプレイヤーを含めて、3枚ずつ配ります。
    残ったカードは切り札候補のカードの脇に、裏向きのまま置いておきます。
    切り札候補のカード、残ったカードはゲーム中使うことはありません。
    3人プレイでは、切り札を決めたプレイヤーは最も高い得点を取る必要があります。
    それ以外は4人プレイと同じです。

    作家ジョルジュ・シムノンが書いた推理小説「メグレ警視」シリーズに、よく「ブロット」で遊ぶという、描写がよく見られます。
    「メグレと宝石泥棒」、「メグレ氏ニュ-ヨークへ行く」、「メグレの途中下車」など。
    作品によっては、メグレ警視自身がブロットを遊んでいることもあります。
    作者もブロットが好きだったのではないでしょうか。


    参考サイト
    ゲームファーム
    ウィキペディア
    知っているようで知らないフランスのテーブルゲーム
    雑記帳
    PAGAT.COM
    Britannica.com

    2017年12月17日日曜日

    ボーナケン(Boonaken)

    オランダでは世界選手権も開かれているトリックテイキングゲームです。
    ヤスの一種です。
    このゲームは3~5人まで遊べます。5人がベストのゲームです。
    このゲームは時計回りに進行します。

    カードの強さと点数

    以下の表の通りになります。








    カードの合計点は141点です。

    ディール

    最初のディーラーはじゃんけんなど適当な方法で決めます。
    以降は時計回りに持ち回りで交代します。
    ディラーはシャッフルした後、時計回りに配ります。
    配り方はプレイ人数によって異なります。
    • 5人:各プレイヤーに3枚ずつ裏向きのまま配った後、テーブル中央に2枚表向きにして配ります。その後各プレイヤーに3枚ずつ裏向きのまま配ります。
    • 2~4人:各プレイヤーに3枚ずつ裏向きのまま配った後、テーブル中央に2枚裏向きのまま配ります。その後各プレイヤーに3枚ずつ裏向きのまま配り、テーブルの中央に2枚表向きにして配ります。残ったカードはゲーム中使いません。裏向きのままテーブルの脇に置きます。

    ロエム

    手札に以下の組み合わせがあると得点になることがあります。
    このゲームでは手役のことを「ロエム」といいます。
    シークエンスは同じスートの3枚以上の連続したカードのことです。
    例えば♠Q、♠J、♠10の3枚があれば「シークエンス」になります。
    シークエンス同士の強さはA>K>Q>J>10>9>8>7の順になります。
    同じカードを使ってシークエンスと4枚、または切り札KとQに使うことはできます。
    例えば♠Q、♠J、♠10のシークエンス、♠Q、♣Q、Q、Qの4枚と♠Qを2回使うことはできます。
    または切り札が♠であれば、♠Q、♠J、♠10のシークエンスと♠Kと♠Qも可能です。
    勿論♠Q、♣Q、Q、Qと♠Kと♠Qも可能です。
    ただし同じカードを使って2つ以上のシークエンスに組み合わせることはできません。
    例えば♠Q、♠J、♠10のシークエンスと♠10、♠9、♠8のシークエンスというように
    ♠10を2回使って別々のシークエンスにすることはできません。

    ビッド

    ディラーの坂口左隣のプレイヤーから時計回りにビッドをします。
    ビッドは「数字ビッド」、「ミゼール」、「ズワベル」、「ボーナーク」のいずれか1つを宣言するか、パスをします。
    一度パスをすると再びビッドに参加することはできません。
    1人除いて全員パスをしたら、残ったプレイヤーが「デクレアラー」になります。
    「ミゼール」だけは例外的に複数プレイヤーが「デクレアラー」になることがあります。
    1人もビッドせずに全員パスをしたら、カードを配り直します。
    ビッドの詳細は以下の通りになります。
    数字ビット
    トリックで取ったカードの点数の合計と「ロエム」の点数を合計した点数以上を取るという宣言になります。
    ビッドは5の倍数でビッドします。
    ビッドの宣言に成功すると切り札を決めることができます。
    ただしノートランプにすることはできません。
    数字が大きいほど強いビッドになります。
    ミゼール
    1トリックも取らない宣言になります。切り札はありません。
    ビッドの強さは数字に換算して、70と75の間になります。
    すでに誰かがミゼールをビッドして、ミゼールより強いビッドがない場合は、「ミゼール」を宣言することができます。
    2人以上「ミゼール」を宣言した場合は、以降「ミゼール」以外のビッドをすることはできなくなります。
    「ミゼール」を宣言した全員がデクレアラーになります。
    ズワベル
    全トリックを取る宣言になります。
    切り札はありません。
    ビッドの強さは数字に換算して、100と105の間になります。
    ボーナーク
    全トリックを取る宣言になります。
    ビッドの宣言に成功すると切り札を決めることができます。
    ただしノートランプにすることはできません。
    上記のビッド宣言の中で最も強い宣言になります。
    ロエム付きのボーナークの宣言をするときは、「ボーナーク50」というように宣言します。
    さらにボーナークのロエムの点数をつける宣言をすると、さらに強い宣言になります。
    ロエムの点数をつけたボーナーク宣言同士では、ロエムの点数が高いボーナークの宣言が強くなります。

    カードの交換

    ビッドが終わった後、デクレアラーはテーブルの中央にある2枚(または4枚)のカードを手札に加えて、手札が6枚になるように、テーブルの中央にカードを裏向きにして捨てます。
    捨てるカードは、テーブルの中央にあったカードを含め、どれを捨ててもかまいません。
    捨てたカードはデクレアラーが取ったカードとはみなしません。
    複数ミゼール宣言があった場合は、宣言をした順番にカードの交換を行います。

    プレイ

    デクレアラーが最初のリードプレイヤーになります。
    切り札があるビッドの宣言をした場合は、デクレアラーが切り札を宣言をします。
    デクレアラーが切り札を宣言せずに、最初のカードをプレイした場合は、そのカードのスートが切り札になります。
    ロエムを宣言する場合は、デクレアラーが最初のプレイをする時に行います。
    ロエムの宣言は手札にあるロエムの合計点のみを宣言します。
    実際の合計点より高く宣言することはできません。
    実際の合計点より低く宣言してしまった場合は、宣言した点数しか獲得できません。
    デクレアラーがプレイした後は、以降時計回りに1枚ずつプレイします。

    切り札がある宣言ではフォーローは以下の通りになります。
    リードで出されたスートが切り札の時
    • 手札に切り札があれば、切り札を出します。複数ある場合は切り札のうちどれを出してもかまいません。
    • 手札に切り府がない場合は、どのカードを出してもかまいません。
    • 手札に切り札がJの1枚だけの場合は、切り札Jを出しても出さなくてもかまいません。
    リードで出されたスートが切り札以外の時
    • リードされたスートを持っている場合は、そのスートを出すかまたは切り札を出します。
    • リードされたスートがない場合は、どれを出してもかまいません。
    切り札がない宣言ではフォーローは以下の通りになります。
    • リードされたスートを持っている場合は、必ずそのスートを出します。
    • リードされたスートがない場合は、どれを出してもかまいません。
    切り札が出された場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーがトリックをとります。
    切り札がでなかった場合、リードで出されたスートのうち、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックをとります。
    トリックを取ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。

    宣言の成功または失敗

    数字ビッドの場合は、取ったカードの得点の合計点とロエムの点数を足した点数が、宣言した数字以上ならば成功です。宣言より低い点数の場合は失敗になります。
    ミゼールの場合は、1トリックも取らなければ成功、1トリックでも取ると失敗です。
    ズワペル、ボーナークは、全トリック取れば成功、そうでない場合は失敗です。
    ロエム付きボーナークの場合は、全トリック取った上に宣言したロエムの点数以上手役がないと失敗になります。
    デクレアラーが成功した場合は、スコアシートのデクレアラーの欄に「+」(プラス)を記入します。
    逆にデクレアラーが失敗した場合は、「ー」(マイナズ)を記入します。

    ゲームの終了

    プラスが2つになったプレイヤーがいた時点でプレイ終了になります。
    本来はそのプレイヤーが勝ち抜け、敗者が確定するまでゲームを続けます。
    だれかが勝ち抜けた時点で、そのプレイヤーの勝利でゲームの終了としてもよいと思います。
    もしプラスが2つにならないうちに、マイナスが2つになったプレイヤーがいた場合は、そこでプレイ終了になります。
    そのプレイヤーの敗北になります。勝者はいません。

    ビッドを表にまとめました

    オランダでは世界選手権が開催されているようです。
    面白そうなゲームですので、機会があれば遊んでみようと思います。

    参考サイト